海外eSIM/SIM検索比較サイト eSIM.monsterはiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降、iPhone 11やiPhone 11 Proなどに搭載されている埋込み型SIM、eSIMが使える各国キャリアのサービスの情報サイトです。

さて、このeSIMってなんなんでしょう?その前にSIMって・・・?スマホに指すやつ、や、SIMロック制限などで言葉は知っていると思いますが、どういう意味かは意外に知らない人が多いと思います。

SIMってなんの略?

SIMはスマートフォンや携帯電話には今や欠かせないものになっているのは知っている人も多いと思います。またドコモやau、ソフトバンクなどの携帯キャリアでスマートフォンを購入した人は、他のキャリアや格安SIMなどが指しても使えないようになっている制限、SIMロックについてもご存知でしょう。

SIMはSubscriber Identity Moduleの略で、回線の契約者を識別するためのカードです。これを指すことにより日本中でも億を超える数のスマホや携帯電話などの移動体端末からそれぞれを見分けるわけです。

つまりそれぞれのSIMにはそれぞれのスマホがどの携帯キャリアの通信を使うことになっているのか、電話番号は何番なのか、といった情報が書き込まれているわけです。

なので海外旅行に行った際などにはSIMカードを差し替えて現地のキャリアの情報のSIMに交換するわけですね。

ではeSIMのeは?

さて、そうなってくるとeSIMの大文字3文字はSIMだ、ということが理解できました。が、最初のeは・・・?ネット関連だしEコマースやEメールとかと同じで、Electricのeかなぁ・・・と思ったりしますよね?

これは「埋め込み」、embeddedという言葉の頭文字のeなんですね。つまりスマホの中に埋め込まれたSIM、というのがeSIMの意味になります。iPhone 11やPixel 3などのスマートフォンにはこのeSIMが文字通り埋め込まれています。

さて、SIMがスマートフォンの中に埋め込まれていることのメリットってなんでしょう?すぐに思いつくのは、一般的んSIMカードを差し込むトレイがなくなるので防水性や防塵性が上がったりする・・・?とかですが、実はそのあたりは関係ありません。

埋め込まれていることよりも、スマホの中に埋め込まれていることで、書き換えができることの方が大事なのです。

情報の書き換えができるeSIM

eSIMは最初からスマホの中に埋め込まれているので、書き換え可能でないとeSIMの機能が使えません。アップルのiPhone 11やグーグルのPixel 3が出荷時に世界中のあらゆるキャリアの情報を最初から記録して出荷、というのは不可能です。

なのでeSIMはソフトウェアで書き換えができるようになっています。ということは、SIMカードの差し替え無しでいろんな国のいろんなキャリアのSIM情報を書き込める、ということですね。これがeSIMの最大のメリットです。

eSIMを搭載したiPhoneなどでは、SIMの情報のQRコードをカメラから読み込んでeSIMに書き込んだりできます。eSIMに情報が書き込まれて有効化されると、すぐに通信ができるようになるので便利です。

例えば海外旅行で外国に行った時には、これまで現地キャリアのSIMカードの利用は空港から出たところにカウンターがあり、そこでスマホを渡してカードを差し替えてもらったりしていました。開通テストのために一度発信する必要があるケースもあったりで、言葉がわからないのに「ロック外して」みたいな事を言われた旅行者も結構いると思います。

また実際には現地SIMカードの交換は空港を出るまで、正確にはイミグレーションを出るまではカウンターがないので、そこまでは通信ができないというデメリットもあります。

日本でSIMカードを事前購入して挿しておく、という方法もありますが、もともとのSIMカードの紛失リスクもあり怖い感じがします。

大抵のeSIMの場合はスマホのアプリなどで事前に購入して登録可能なので、現地についた瞬間に切り替えると、極論降機時の「全ての電子機器がご使用になれます」のアナウンスの直後から通信できます。

eSIMのメリットはかなり大きいですし、今後は国内でもこういうeSIMのサービスが増えてくると思われます。